そもそも杭って何?

そもそも杭って何?

建設工事で欠かせない材料である『杭』。用途や使用環境に合わせ、様々な形状や材質が開発され、構造物の基礎や土を留める擁壁、水をせき止める止水壁など私たちの生活のあらゆる場面で使用されています。

どんな杭があるの?

「杭」には鉄製やコンクリート製のものがあり、さらに形状によって複数の種類があります。それぞれ用途や環境に合わせて最適な杭が選択されます。

主な圧入杭材の断面性能

主な圧入杭材の断面性能

圧入杭材の優位性

工業製品としての高い信頼性
工業製品としての高い信頼性

圧入工法では、工場生産された高品質な既製杭を圧入杭材として使用します。しっかりとした品質管理の下で工場生産される圧入杭材は、均一な品質と強度が保証されています。また、保管・運搬が容易なため、材料費の安い時期や生産設備の稼働率が低い時期に、あらかじめ生産し保管しておくことや、逆に工事の工程にあわせて計画生産することも可能で、安定した供給が受けられます。

多彩な構造形式と幅広い用途

圧入工法では、杭材を地上から圧入施工するだけで、自立式の壁体構造物を構築できます。さらに、切梁式やタイロッド式、二重式等の構造を用いて壁体としての強度を高めることも可能で、河川や港湾の護岸、鉄道や道路を支える擁壁、地下構造物の躯体など本設構造物をはじめ、締切り工や土留め工などの仮設構造物としても自在に対応することができます。

工期短縮、工費削減に寄与

豊富な圧入杭材の中から、材質や剛性、止水性など構造物の目的に合った杭材を選択することで、経済的な設計を行うことが可能です。また一部の鋼杭は、仮設材として転用が可能で工費を削減することができます。