「公害対処企業」として創業した当社は、これまでも事業を通じて環境問題に対するソリューションを提供し、サスティナブルな社会形成に貢献してきました。さらに2050年度カーボンニュートラル達成に向けた取り組みを推進すべく、カーボンニュートラルプロジェクトを始動。本プロジェクトを通じ、グループの活動に伴うCO2排出量の算定を行い、削減目標の策定、削減アクションの実行を行いました。
カーボンニュートラルへの取り組み
2023年8月期 技研グループサプライチェーンCO2排出量
※技研製作所及び連結子会社を対象に、GHGプロトコルガイドラインに基づき算定。
※Scope2はマーケット基準により算定。
※Scope3のうち、次のカテゴリは該当する活動がないことから算定より除外。
カテゴリ9(輸送、配送(下流))、10(販売した製品の加工)、14(フランチャイズ)、15(投資)
※Scope3のうち、カテゴリ8(リース資産(上流))はScope1、2に含めて算定。
※Scope3のうち、カテゴリ13(リース資産(下流))はカテゴリ11に含めて算定。
※四捨五入の関係から合計が合わない場合がある。
2031年8月期 技研グループサプライチェーン排出量削減目標
技研グループによる削減アクション(実績)
再生可能エネルギーへの切り替え
2022年5月1日より、自社が所有する全オフィス、工場(国内7か所)の使用電力を、実質100%再生可能エネルギー由来の電力に切り替え。
電力調達の切替えに伴い、CO2排出量の削減につながっています。
モーダルシフトの導入
2022年から、製品、部品の輸送のうち、一部をトラック輸送から鉄道、またはフェリーに切り替えを実施。
トラック輸送と比較し、年5%以上のCO2排出量削減効果を試算。
モーダルシフト導入状況
2022年8月期から導入し、当年度ではトラック14台分、2023年8月期ではトラック62台分、モーダルシフトを実施しました。
結果、輸送に伴うCO2排出量は、2023年8月期にモーダルシフトを実施しなかった場合と比較して11%の削減効果がありました。
梱包資材の見直し
段ボールでの梱包の一部をコンテナに切り替え、廃棄量の削減を実施。
また、エアキャップの梱包を見直し、不要な梱包を廃止したほか、必要なエアキャップについてもCO2排出量が少ないエアキャップを採用。
梱包資材の見直し
・不要な梱包の廃止
・CO2排出量が少ないエアキャップ採用
工法の優位性による環境貢献
仮設レス施工
「サイレントパイラーⓇ」をはじめとする当社製品・工法は「圧入原理」に基づいたコンセプトにより設計・開発されており、施工した杭の上を自走し、その上で作業を完結させるGRBシステムⓇ機器の提供も行っています。他社の杭打機では仮設構台が必要となるケースにおいても、当社製品・工法を用いれば、その仮設工を最小化することが可能です。工期の短縮、建設資材の削減により、CO2排出量の削減を叶えます。
他工法では必要な仮設工事(仮設材製造・運搬・設置撤去)が不要
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工期の短縮・建設資材の削減
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CO2排出量の削減
工期の短縮
比較条件: 鋼管矢板護岸(D900/PT、杭長12.0m、施工延長100m)
※1 全国圧入協会 鋼管矢板圧入工法 鋼管矢板圧入標準積算資料【2022年度版】より
※2 国土交通省 土木工事標準積算基準 令和4年度版 より
建設資材の削減
※圧入工法設計・施工指針-2020年版(国際圧入学会)をもとに株式会社技研製作所作成