代表メッセージ

当社グループは、公害対処企業として1967年に「高知技研コンサルタント」を創業して以来、一貫して建設公害の元凶と言われた杭打ち工事の無公害化を進め、1975年に世界で初めて「圧入原理」を実用化した無公害杭圧入引抜機「サイレントパイラー」を発明しました。以後、自流独創を貫く開発型企業として、独自の力で圧入業界を創出し、既成概念にとらわれることなく機械・工法を磨き続け、2017年1月1日に創業50周年を迎えました。

建設の五大原則

国民の生命と財産を守り文化生活を向上させる建設工事は、本来誰もが納得できる構造物や工法でなくてはなりません。我々は、国民の視点に立った建設工事のあるべき姿を“環境性・安全性・急速性・経済性・文化性”の五つの要件に集約した「建設の五大原則」を見出し、それを高次元で遵守する「インプラント工法」を確立しました。

堤防に鋼矢板や鋼管杭を打ち込み背骨を通して補強する「インプラント堤防」、原子力発電所前面護岸で万が一の汚染水流出事故に備える「完全遮水壁築造工法」、地下構造物を鋼矢板等で囲んで液状化を抑止する「拘束地盤免震」など、独創技術による防災・減災工法を数多く提唱し、20年以上にわたり国土防災の重要性と緊急性を訴え続けてきました。

こうした当社の主張は、未曽有の大災害となった東日本大震災や世界的に多発する風水害によって、図らずも実証的にその真価が証明され、2012年、国土交通省直轄工事である「仁ノ海岸堤防改良工事」において、「インプラント堤防」の採用を実現させました。これは行政の「前例主義」という大きな壁を打ち破った、歴史的な事実であり、今後の国土防災に対する「構造物の科学的対応のモデル」として広く世界に浸透していく出発点となりました。当社が主張しつづけてきた「構造革命」が間違っていなかった事が証明され、永年蓄積してきた知恵と技術が大きく開花する環境を迎えたのです。

今、業界では“人が足りない”と騒がれています。業界関係者も世間も一様に事実を容認していますが、実態は化石化した古い業界の体質、「旧態建設業界」を標榜している結果なのです。つまり“工法が古い”のです。 今こそ「旧態建設業界」を脱し「新生建設業界」に転換する時です。行政の権威や、政治の力、規模の大きさ、歴史の古さや前例主義から抜け出し、科学に裏付けられ、原理原則に則って、「建設の五大原則で数値が示す工法」を選定しなくてはならない時代となったのです。

当社は常に、科学的な原理の優位性を主軸に置いて開発をし、実践を積み重ねてきました。今後、この実績と経験を基に、構造物の企画・計画から機械・部材の開発、施工、完成後の維持管理までを「トータルパッケージで提案」できる企業体になります。魅力的な新しい建設業界をつくり、世界の建設を変える「工法革命」を実現するべく、これからもグループ一丸となって邁進してまいります。

株式会社 技研製作所  代表取締役社長
北村 精男