代表メッセージ

建設工事のあるべき姿を目指して、工法革命で建設を変える

株式会社 技研製作所 代表取締役社長 北村 精男

当社は公害の元凶といわれていた建設公害に対処するため、1967年に公害対処企業として発足した会社です。1975年に、無公害杭打抜機「サイレントパイラー」を世界に先駆けて開発し実用化を図って以来、一貫して「圧入原理の優位性」を原点とした機械、工法の開発を進め、世界的に実績を積み重ねております。


建設の五大原則

新しい時代に、新しい業界「新生建設業界」を創造してまいりました。その主軸を成すものが、旧態依然の建設業界を叩き壊し“国民の視点に立って建設の本来あるべき姿”を具現化させる「工法革命」です。当社ではこの基本原則を「建設の五大原則」として定義しており、①環境性 ②安全性 ③急速性 ④経済性 ⑤文化性の五則をペンタゴンとしてバランスをとることが重要であると一貫して提唱しております。この基準をクリアできる工法が本来「工法選定基準」の合格工法であるべきところ、建設業界の現状は、実績重視、会社重視の悪循環を繰返しており、習慣的思考を正論化し、“やったことのないものはやらない”、“使ったことのないものは使わない”、といった非論理的な既得権が平然と行使されています。このことで業界は疲弊し、発展が著しく阻害されています。

新しい建設業界では、発明家やスペシャリストの力でも、役所の影響力でもなく、科学的で実証できる基準に則り、その基準に適合した「科学の裏付け」により、工法が選定されるべきであると確信します。

フーチング構造からインプラント構造への転換
「構造革命」で構造物を変える、「工法革命」で建設を変える

インプラント構造による 河川護岸壁改修工事イメージ

インプラント構造による
河川護岸壁改修工事イメージ

常に科学的裏付けを基本としている当社は、早くからそうした工法革命を提起し建設の五大原則を追求してまいりました。その集大成として、「構造革命」なくして工法革命には至らない事実を確認しており、現在の工法の主流を成す「フーチング構造」を悪と定義し、新しく「インプラント構造」を全ての建設の主軸に置き換えることを宣言しています。フーチング構造悪とは、常に最大容積を持つフーチング部が構造物の最下端に位置することで施工面積が大きく広がり、工種が20工種を越え、その殆どが不要な仮設である事実を指します。

それに引き換え、インプラント構造では、基本的に仮設は不要で、施工面積も施工機械幅で済み、躯体部と基礎部を地面から同時に施工し、同時に完成させることができます。故に最小数の工種で施工できる原理的優位性を持っており、まさしく、新しい思考と科学的裏付けによる「原理的革命」を実現します。

旧態建設業界ではコスト重視で攻め立てます。原理悪をさておき、いくら攻め立てても解決の答えはありません。インプラント構造では、先ず仮設が不要です。一般的に河川の堤防工事では全体の70%が仮設だといわれており、工法を変えれば70%は安くなる計算です。また、工事はコストだけではなく、建設の五大原則を確りと遵守し、「循環型社会」へと移行しなくてはなりません。現在主流をなすコンクリート主体の永久構造物は、逆五大原則をたどり、後世に大きな負の遺産を遺します。

当社が提唱するインプラント構造による「機能構造物」は、進化する文化・社会にフレキシブルに対応し、必要な機能を必要な期間提供し、ニーズに応じて自在に形状や機能を変えることを本分としております。現代社会に、より賢く文化的に対応していくための建設は、「永久」ではなく「現在」必要な「機能」に重点を置き、自由に選択の可能なインプラント構造に転換すべきであると強く提唱しています。

構造革命、その上段にある工法革命の実現は、全て原理原則によって成り立ち、科学で実証していくものです。今後も当社はその先頭に立って「実証科学」を進めてまいります。
賛同の輪を広く世界に求めるものであります。

サイレントパイラー発明者
株式会社技研製作所 代表取締役社長
北村 精男