新図書館等複合施設「オーテピア」(高知市)にて 「エコパーク」の完成披露会を開催

2018.6.20 ニュースリリース

株式会社技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長:北村精男)は、高知県発注の「新図書館等複合施設建築主体工事」にて受注・完成した、耐震機械式地下駐車場「エコパーク」の報道関係者に向けた完成披露会を615日に開催しました。

7月24日の開館に向け、高知県と高知市が共同で整備を進めている新図書館等複合施設「オーテピア」は、高知県立図書館と高知市民図書館本館の合築による『オーテピア高知図書館』、『オーテピア高知声と点字の図書館』、『高知みらい科学館』の3つの施設からなる複合施設です。

この「オーテピア」に整備される100台分の駐車場のうち、60台を当社の「エコパーク」によって提供します。「エコパーク」は『地上に文化を、地下に機能を』のコンセプトのもと、当社の圧入技術で創出する円筒形の地下空間に車両を収容し、地上にゆとりある空間を提供する機械式地下駐車場です。

1号機は1994年に技研製作所の高知本社に設置し、2003年には、東京都港区の民間ビルに2基を納入しています。公共施設での「エコパーク」の採用は今回が初めてであり、注目を集める大型施設内への設置で、多くの利用者に利便性を提供するとともに、認知度向上に向けた情報発信拠点となることが期待されます。

6月15日に開催した完成披露会では、新聞社、テレビ局、雑誌社など10社の報道関係者らが集まる中、高知県立図書館館長 渡辺 憲弘 様、高知市民図書館館長 貞廣 岳士 様からご挨拶をいただいた後、実際に入出庫のデモンストレーションを披露しました。

入出庫ブースには広いガラス面が設けられており、自動車が地下に搬送される様子を見た出席者からは、搬送スピードの速さに感嘆の声が上がるとともに、活発な質問が寄せられ、関心の高さが伺えました。

代表の北村は、「最初の1基が完成してから24年と時間はかかったが、「オーテピア」には『高知みらい科学館』も併設されるとのことで、ここを訪れる子供たちに科学技術に興味をもってもらい『高知でも世界に通用するものが作れる』ことを伝えられれば、その意義は大きい。また、世界の主要都市の路上駐車問題は深刻で、潜在市場も大きい。「オーテピア」への設置を足掛かりに世界へ技術を広げていきたい」と、今後の普及拡大への意欲を語りました。

■「オーテピア」内エコパークの仕様

1.収容台数:60

2.出庫待ち時間:30秒以下

3.躯体構造:
直径1m、長さ20mの鋼管杭55本を圧入して円筒形の連続壁をつくり、そのまま駐車場の基礎と躯体を兼ねる「インプラント構造」

 

オーテピアエコパーク仕様
オーテピア「エコパーク」入出庫ブース

入出庫ブース

■内部空間


■完成披露会の様子(6月15日)

当社代表 北村の挨拶

当社代表 北村の挨拶

入出庫デモンストレーション

入出庫デモンストレーション

ガラス面から車両の搬送の様子を見る出席者

お問い合わせ先:株式会社 技研製作所
総務部 情報企画課
TEL: 088-846-6783(平日8:00~17:00)
【高知本社】高知県高知市布師田3948番地1 

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