四国銀行本店に「エコサイクル™」採用

街に映える、高知生まれの安心・安全・快適な機械式駐輪場

2025.12.4 ニュースリリース

株式会社技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長 CEO:大平厚)が提供する機械式駐輪場「エコサイクル™」(地上式・50台収容)が、株式会社四国銀行(本社:高知市、取締役頭取:小林達司)の本店建て替え事業に採用されることが決定しました。

本事業は、同行が耐震性能や防災機能の強化を目的として、市街地にある本店ビル(高知市南はりまや町1丁目)を2031年春頃までに現地で建て替える計画です。駐車場棟・駐輪場棟、新本部棟、新本店棟の順に進められ、「エコサイクル™」が設置される駐輪場棟は、2026年5月の完成を予定しています。従業者用駐輪場として整備するもので、雨濡れや盗難の心配がない安全性や、高速動作で通勤ラッシュ時も混み合うことのない利便性が評価されました。今回は地上型を導入し、一部をガラス張りとすることで、内部の機械装置の動きが見える「魅せる駐輪場」となっています。

高知生まれの「エコサイクル™」は、これまで都市部を中心に全国26箇所、63基の納入実績を重ね、街の課題解決に寄与してきました。今後も一層提案活動を活発化させ、サステナブルで安心・安全・快適なまちづくりに貢献していきます。

四国銀行本店「エコサイクル™」設置イメージ
提供:株式会社四国銀行
※計画中のイメージであり、今後の協議により変更となる可能性があります。

■整備の背景

四国銀行本店ビルは、南海トラフ地震等の大規模災害に備え、建物の安全性確保と業務継続態勢の強化を目的に建て替えが決定されました。市街地にある現在の本館、別館および駐輪駐車場の敷地を活用し、駐車場棟・駐輪場棟(エコサイクル™)、新本部棟、新本店棟の順に実施。新本店ビルは免震構造を採用する他、高知県産材や県産植物が活用されます。

建て替えにあたっては、「従業者のウェルビーイングを実現するオフィス環境」もコンセプトの一つとして掲げられています。従業者用駐輪場にも安全性や利便性が求められ、高知生まれの機械式駐輪場「エコサイクル™」の導入が検討されました。

■採用の理由

「エコサイクル™」は、雨濡れや盗難の心配がないだけでなく、誤進⼊を防ぐ入出庫扉や地震検出センサをはじめ、利用者と自転車の両方を守る充実の装備を備えています。さらに、最短10秒、平均15秒のスピーディーな出庫で、ラッシュ時も快適に利用可能。軽快車はもちろん、スポーツタイプや子乗せ自転車、電動アシスト付など多様な市販自転車に対応しています。

今回の設置場所は、観光名所「はりまや橋」に近く、路面電車が走る通りにも面しています。県民や国内外の観光客の目に触れるにふさわしい景観を意識し、外装の一部をガラス張りにした建物組み込み型の地上式を採用。日中はもちろん、夜間には内部のライトアップにより収納自転車や機械装置の動きを「魅せる」ことで、街を彩る新たなランドマークとしての役割も期待されています。

■設置予定場所

「地理院地図Vector」(国土地理院)(https://maps.gsi.go.jp/development/vt.html)をもとに株式会社技研製作所作成

■事業概要

事業名四国銀行本店建替計画 駐輪場棟(エコサイクル)新築工事
場所高知県高知市堺町1-2
発注者株式会社四国銀行
元請業者ミタニ建設工業株式会社
全体工期2025年11月~2026年4月(予定)
オープン時期2026年5月(予定)

■技研グループ概要
「圧入原理」を世界に先駆け実用化した杭圧入引抜機「サイレントパイラーTM」を製造販売し、その優位性を生かしたソリューションを提案・実践しています。無振動・無騒音、省スペース・仮設レス、地震や津波、洪水に耐える粘り強いインフラの急速構築――。圧入技術が提供するオンリーワンの価値は、世界の建設課題の解決や国土防災に貢献しており、採用実績は40以上の国と地域に広がっています。


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社技研製作所 広報担当:清岡
高知本社/高知県高知市布師田3948番地1
TEL:088-846-6783(平日8:00~17:00)