株式会社技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長 CEO:大平厚)は、高知県にロケットや宇宙機の離着陸場となるスペースポート(宇宙港)の開港を目指す一般社団法人スペースポート高知(主たる事務所:同市、代表理事:古谷文平)のビジョンに賛同し、企業正会員として参画します。あわせて、当社の取締役専務執行役員である森野有晴が同法人の理事に就任しました。
スペースポートは、高知県の地域経済を活性化する新産業としてはもちろん、国土の狭い日本において宇宙輸送発展の一助となることから、大きな期待が寄せられています。同法人は 2029 年度の運用開始に向け準備を進めており、当社はスペースポートの構造提案や実施工等での貢献を想定し、早期開港を目指して取り組んでまいります。
当社は国が進める「宇宙建設革新プロジェクト」にも参画しており、圧入技術による月面基地建設に向け、技術研究開発(R&D)に取り組んでいます※。当社が製造販売する油圧式杭圧入引抜機「サイレントパイラー™」や、回転切削圧入機「ジャイロパイラー™」は、地盤に打ち込んだ杭をつかみ、その引き抜かれまいとする抵抗力(反力)を利用して次の杭を打つことができるため、原理上、無重力空間でも施工可能です。高知県で生まれ世界中で稼働している当社の圧入機が、高知県のスペースポートから宇宙へと出発し、月や他の惑星でも活躍する未来を目指します。
※ 過去のニュースリリースもご覧ください。( https://www.giken.com/ja/news/release/gkn25nw007ja/ )

スペースポートのイメージ(生成 AI 等活用)
※提供:一般社団法人スペースポート高知
■「一般社団法人スペースポート高知」とは
高知県でのスペースポート開港を目指し、2025 年 2 月に高知県を中心とする産学官の有志団体により設立されました。宇宙産業の市場規模は、2040 年には現在の約 3 倍の約 150 兆円となることが予測されています。日本が宇宙輸送の不足という課題を抱える中、高知県は地球規模の観点から見ても、太平洋に面した地理的特性を有し、スペースポートの立地として適しています。将来的に様々なロケットや宇宙輸送機が離着陸するアジア最大の宇宙玄関口を実現することで、多くの人や最新の宇宙輸送の往来による新たなにぎわいと経済活性化を通じた地方創生を目指しています。
※ 参考:一般社団法人スペースポート高知ウェブサイト( https://spkochi.org/ )
■技研グループ概要
「圧入原理」を世界に先駆け実用化した杭圧入引抜機「サイレントパイラー™」を製造販売し、その優位性を生かしたソリューションを提案・実践しています。無振動・無騒音、省スペース・仮設レス、地震や津波、洪水に耐える粘り強いインフラの急速構築――。圧入技術が提供するオンリーワンの価値は、世界の建設課題の解決や国土防災に貢献しており、採用実績は40以上の国と地域に広がっています。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社技研製作所 広報担当:林
高知本社/高知県高知市布師田3948番地1
TEL:088-846-6783(平日8:00~17:00)
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GKN25NW010JA