代表取締役の異動、経営執行体制の変更について

副社長の大平厚が代表取締役社長CEOに就任

2023.11.28 ニュースリリース

経営判断、業務執行を効率化させる新体制で事業運営をスタート

株式会社技研製作所は、11月28日開催の第42期定時株主総会および取締役会において、取締役副社長の大平厚が代表取締役社長CEO、代表取締役社長の森部慎之助が代表取締役会長、代表取締役会長の北村精男が名誉会長に就任する役員人事を決定しました。また、会社の意思決定の迅速化、業務執行の効率化、取締役会機能の強化を図るべく経営執行体制を変更し、新体制で事業運営を開始します。

■代表取締役社長CEO 大平厚

【コメント】
「圧入業界」は間違いなく世界に広がると確信しています。私は20年近くもの間、海外を飛び回っていましたが、圧入技術のように様々な優位性、高い付加価値を有する建設技術はどこにもありませんでした。技研グループの強みは、機械を売るだけでなく、トータルでソリューションを提供できることです。種々の建設課題を抱える発注者に対し工法技術提案を行い、圧入技術の優位性を認めてもらうことで案件を形成し「圧入市場」を創出。それを、ユーザーへの機械販売や技術指導、保守サポートへつなげ、ユーザーが実績や利益を上げていくことで「圧入業界」を拡大します。国内で成功したこのモデルを各国に展開しており、着実に手ごたえを感じています。世界には、厳しい制約条件のため手が付けられず、人々の暮らしに不安が残る地域がたくさんあります。技研グループは今後も開発型企業として、圧入技術を核に新しい機械や工法を生み出し、国内外の建設課題の解決、持続可能な社会の実現に貢献していきます。これまで北村名誉会長、森部会長をはじめ役職員が一体となって成長基盤を築いてきました。これからは、グローバルに大きく飛躍するフェーズに入ります。経営方針「インプラント工法で世界の建設を変える」を実現するべく、全力で取り組んでまいります。

【プロフィール】
高知県中土佐町出身。大分工業大学(現日本文理大学)工学部を卒業後、1981年に当社グループ企業の株式会社技研施工に入社。2009年に当社に出向、執行役員に就任し、工法事業に従事。その後技研施工にて専務取締役、代表取締役社長を経て、2022年に代表取締役会長に就任。海外のグループ企業のトップも歴任しており、2020年にGiken Seisakusho Asia Pte., Ltd. 社長、2022年にGiken Europe B.V. 社長、2023年にGiken America Corporation 社長。20223月より当社の取締役副社長を務め、20231128日から現職。

■経営執行体制の変更

【目的】
「経営にかかる意思決定および監督機能」と「業務執行機能」をより明確に分離し、意思決定の迅速化、業務執行の効率化を実現するとともに、取締役会機能の強化を図ります。これまで雇用型としての執行役員制度を導入しておりましたが、新たに「委任型執行役員制度」を導入します。各事業、本部に、業務執行の責任と権限を有する委任型執行役員を配置することで、「意思決定・監督機能」と「業務執行機能」、それぞれの機能をさらに高めてまいります。

【概要】
・代表取締役社長は、業務執行の最高責任者としてCEOを兼務するものとします。
・各事業、本部には、業務執行に対する責任と権限を持つ委任型執行役員(専務執行役員または常務執行役員)を配置し、事業部門責任者として現場を運営する執行役員と共に業務執行を担当します。
・委任型執行役員の業務執行に対する権限は、従来の取締役と同等以上のものです。

【開始時期】
2023年1128

【これからの経営執行体制の概略図】


■技研グループ概要
「圧入原理」を世界に先駆け実用化した杭圧入引抜機「サイレントパイラー」を製造開発し、その優位性を生かしたソリューションを提案・実践しています。無振動・無騒音、省スペース・仮設レス、地震や津波、洪水に耐える粘り強いインフラの急速構築――。圧入技術が提供するオンリーワンの価値は、世界の建設課題の解決や国土防災に貢献しており、採用実績は40以上の国と地域に広がっています。


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社技研製作所
高知本社/高知県高知市布師田3948番地1
TEL:088-846-6783(平日8:00~17:00) 広報担当:林

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