横浜市で「エコサイクル」初採用

2023年3月開業予定の東急新横浜線・新綱島駅前に2基。504台収容

2022.8.23 ニュースリリース

株式会社技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長:森部慎之助)の機械式駐輪場「エコサイクル」2基(地下式・計504台収容)が、横浜市港北区で建設中の東急新横浜線「新綱島駅」前に整備されることが決まりました。同市発注の「新綱島駅自転車駐車場整備工事」を、グループ企業の株式会社技研施工(本社:高知市、代表取締役社長:西川昭寛)が受注し、今夏から施工を開始します。同市での「エコサイクル」の設置は初めてです。
「エコサイクル」の採用実績は関東圏を中心に順調に増加しており、関東圏では横浜市を含めると19箇所、48基(全国では26箇所、63基)となります。

■整備の背景

政令指定都市で最も人口の多い横浜市。中でも住宅地が広がる綱島エリアは、東京都心、横浜中心部ともにアクセスが良いため人気の高い地域です。新駅周辺では、新たな道路整備や再開発で住宅、商業、公共機能を持たせた高層ビルの整備も進んでおり、さらなる定住者や交流人口、子育て人口の増加が見込まれています。また、域内はなだらかな土地が広がることから自転車利用者が多く、こちらも今後増加が予想されます。限られた土地を有効活用し、新駅開業による駐輪場需要に対応するため「エコサイクル」の整備が検討されました。

※ 2022年6月1日時点で約377万人

関東圏での「エコサイクル」採用実績推移(累計)

機械式駐輪場「エコサイクル

■「エコサイクル」採用の理由

「インプラント工法」による地下躯体の施工性や完成度に加え、通勤・通学ラッシュ時でも混み合うことのないスピーディーな入出庫をはじめとする総合的な利便性が評価されました。標準仕様の収容台数は1基当たり204台ですが、今回は最多の252台を収容できる新仕様を提案しており、駐輪場不足に対応する大容量も評価ポイントになりました。子乗せ自転車に対応し、増加する子育て世帯のニーズに応えられる点や21年間の稼働実績に基づく万全のアフターサポート、2020年4月にオープンした隣接市・川崎市の事例も採用を後押ししました。

■今後の展望

運転時にCO2を排出しない自転車はカーボンニュートラル、さらには健康増進に資する移動手段として、今後ますます活用の推進が期待されています。そうした中、地下空間を活用して省スペース・大容量の駐輪空間を提供する「エコサイクル」は、自転車の利用をいっそう後押しするとともに、公共スペースに対するアクセス向上や放置自転車の削減等による安全な交通環境の確保を通じ、SDGsに貢献する技術として採用が拡大しています。

観光地としても居住地としても注目度の高い横浜市で「エコサイクル」が採用されたことで、さらなる知名度と提案力の強化が期待できます。これを追い風に、他の地域への展開につなげていきます。

■「エコサイクル」設置予定箇所

■整備事業の概要

所在地横浜市港北区綱島東1丁目地内
事業名新綱島駅自転車駐車場整備工事(その2)
発注者横浜市
施工者株式会社技研施工

■技研グループ概要
「圧入原理」を世界に先駆け実用化した杭圧入引抜機「サイレントパイラー」を製造開発し、その優位性を生かしたソリューションを提案・実践しています。無振動・無騒音、省スペース・仮設レス、地震や津波、洪水に耐える粘り強いインフラの急速構築――。圧入技術が提供するオンリーワンの価値は、世界の建設課題の解決や国土防災に貢献しており、採用実績は40以上の国と地域に広がっています。


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社技研製作所
高知本社/高知県高知市布師田3948番地1
TEL:088-846-6783(平日8:00~17:00) 広報担当:林
東京本社/東京都江東区有明3丁目7番18号 有明セントラルタワー16階
TEL:080-3712-7614 広報担当:吉野

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