「拘束地盤免震」を用いた新社屋が高知本社に完成

2019.2.26 ニュースリリース

株式会社技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長:北村精男)は、インプラント構造の連続壁による免震技術「拘束地盤免震」を用いた新社屋を高知本社内に建設し、この度完成しました。

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完成した新社屋(高知本社新館)

「拘束地盤免震」は、建物の周囲にインプラント構造となる鋼矢板を連続して圧入し、建物直下の地盤を締め切って拘束することで地震動の衝撃を緩和させる免震技術です。同時に液状化による地盤の流動を抑止し沈下を抑制することで、建物の変位を抑える効果があります。また、連続壁と地盤内には、グループ会社である「シーアイテック株式会社(本社:東京都江東区)」がセンサーを設置、鋼矢板の変位や地震動を常時計測し、完成後の構造物の健全性の評価と維持管理につなげる「神経構造物」としての検証も行っていきます。

完成した新社屋は鉄骨造2階建で、100名分のオフィススペースと、会議室、書庫等を備えます。主に製品設計に関わる開発部門をここに集約し、業務の効率化と生産性の向上を図ります。また、新社屋横の敷地には昨年8月にリニューアルした耐震地下駐車場「エコパーク」と可搬式駐輪システム「モバイルエコサイクル」を併設し、新社屋のピロティ部分を車両動線とすることで、来訪者に当社技術を効果的にアピールできる施設配置としています。加えて非常用の備蓄倉庫を設置し、災害の際には約300名の避難受入を可能としています。

当社では、今後も「インプラント工法の優位性を“高知”から世界へ発信」する施設の拡充を進めるとともに、本事例を「拘束地盤免震」を用いた実証施設として活用し、先の「ジャイロプレス工法」を用いる高知第三工場の建設とともに、建築分野へのさらなる展開に繋げていきます。

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地下部分の構造

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「拘束地盤免震」の効果イメージ図

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鋼矢板連続壁の圧入施工の状況(2018年8月)

■施設概要
施設名    :株式会社技研製作所 高知本社新館
所在地    :〒781-5195 高知県高知市布師田3948 番地1
建物概要:鉄骨2階建
                    建築面積 552 m2(167 坪)
                    延床面積 1090 m2(330 坪)

お問い合わせ先:株式会社 技研製作所
総務部 情報企画課
TEL: 088-846-6783(平日8:00~17:00)
【東京本社】東京都江東区有明1丁目3番28号 【高知本社】高知県高知市布師田3948番地1 

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