本書は、技研グループが本年1月1日に創業50周年を迎え、6月30日に東証一部上場を果たしたことを機に、これまでの北村の半生と当社グループ50年の歩み、また次世代に向けたメッセージを創業者である北村自身が著したものです。
かつて建設公害の元凶と言われた杭打ち業界に籍を置き、運命的な出会いと数々の困難を乗り越えながら、無振動・無騒音の杭圧入引抜機「サイレントパイラー」を発明した創業期。「圧入」を軸とした新工法を次々と生み出し、地下駐車場・駐輪場への応用を進めるとともに、世界にも類を見ない防災企業として事業を拡大していく発展期。その過程の中で、建設業界の現状と課題、これからの建設の「あるべき姿」が、既成概念に囚われない北村独自の切り口で力強く明快に語られています。
本書は建設に携わる関係者や経営者の方々だけでなく、我々の生活を根底で支える「建設」について改めて考えていただくきっかけとして、一般の読者の方々にも広くお読みいただきたい書籍です。