第5回「ものづくり日本大賞」経済産業大臣賞を受賞

2013.9.13 ニュースリリース

株式会社技研製作所(本社:高知市/北村精男社長)は、第5回「ものづくり日本大賞」において、回転切削圧入機「ジャイロパイラー」の開発で「経済産業大臣賞」(製品・技術開発部門)を受賞しました。

当社では、第2回ものづくり日本大賞(2007年)にて「技研式地下駐輪場『エコサイクル』の開発」が同賞を受賞したのに続き二度目の受賞となります。

ものづくり日本大賞

ものづくり日本大賞」は、日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきた「ものづくり」を着実に継承・発展させるため、ものづくりの第一線で活躍し成果をなした個人やグループ等を顕彰する内閣総理大臣表彰制度です。経済産業省を中心に、国土交通省、厚生労働省、文部科学省が連携し、2005年の制度創設から隔年で開催しています。

第5回受賞者の一覧
http://www.meti.go.jp/press/2013/09/20130913004/20130913004.html

受賞案件の概要

案件名:「ジャイロパイラー」土木構造物の機能再生や防災強化を合理的に行う回転切削圧入機

ジャイロパイラーは、先端ビット(切削爪)付き鋼管杭(円筒形鋼鉄資材)を回転させながら地上から地中深くに油圧で押し込む杭圧入機です。既設のコンクリート構造物や地中障害物を撤去することなく打ち抜くことができ、大掛かりな仮設工事や掘削工事などを最小限にして、強固な地盤に支えられたインプラント構造物 (顎の骨と一体化した歯と同様の構造)を短期間で建設することができます。

ジャイロパイラー

ジャイロパイラー

道路・橋梁・河川護岸・堤防などの老朽化した土木構造物の機能再生や、ニーズの変化に伴う機能強化、地震・津波に対する粘り強い構造とする対策など、ジャイロパイラーは環境性・安全性・急速性・経済性・文化性を高い次元でバランス良く満たす合理的な施工で、様々なインプラント構造物を建設しています。
今回の受賞は、①既設構造物がある状況で、環境影響が少なく、短時間で構造物の機能再生と強化が行える画期的な工法を実現したこと、②災害の多い日本ならではの技術として、世界中の緊急災害復旧工事への展開や、都市部の再開発への活用が期待されることが評価を受けたものです。

ジャイロプレス工法について
https://www.giken.com/ja/wp-content/uploads/2015/10/Press-in_Gyropress_JPA_ver036ja04.pdf

なお、表彰式・祝賀会は9月中旬に開催される予定です。

以上

お問い合わせ先: 株式会社技研製作所 総務課 Tel.088-846-2933
GKN13NW003JA