株式会社技研製作所は政府「宇宙開発利用加速化戦略プログラム」(スターダストプログラム)の一環である「宇宙無人建設革新技術開発推進事業※1」(主務:国土交通省、文部科学省と連携)で、2022年度の取り組みが評価され「技術研究開発(R&D)※2」を2023年度も継続することが決定しました。
当社の杭圧入引抜機「サイレントパイラーⓇ」や回転切削圧入機「ジャイロパイラーⓇ」は他の杭打ち機と異なり、地盤に打ち込んだ杭をつかみ、その引き抜かれまいとする抵抗力(反力)を利用して次の杭を打つことができるため、機械重量で機体を安定させる必要がなく、原理上、無重力空間でも施工できます。
当社は2021年度に当プロジェクトに採択され、2022年度、月面での建設活動を想定した「回転切削圧入の施工データを利用した、月面建設の合理的な設計施工プロセスの提案と評価」について具体的な研究開発フェーズに移行しました。
R&Dフェーズでは圧入技術が月面で活躍する未来を目指し、圧入施工データを利用して設計施工を合理化する技術の確立と月面での適用性を確保する研究に取り組んでいます。最長2025年度までの契約期間で検証を進めています。