国土交通省「自動施工機械・要素技術サブワーキングメンバー」に選定されました。

自動化施工技術の基準作りに貢献。現場実装の加速、生産性向上に寄与

2022.12.15 お知らせ

株式会社技研製作所は、国土交通省が公募した「建設機械施工の自動化・自律化協議会」の「自動施工機械・要素技術サブワーキンググループ(WG)」メンバーに選ばれました。12月下旬以降、建設機械施工の自動化や自律化、遠隔化にかかる新技術の性能や機能を確認する「現場検証」について基準作りを担います。

建設技能労働者の不足が課題の建設分野では、現場の生産性向上が急務となっています。生産性を高める自動施工などの開発・試験導入は各企業によって進められていますが、より効率的な開発、普及環境を整えるため、安全や開発面での統一的な基準が求められています。協議会において今後、統一基準での「現場検証」の実施を予定している中、サブWGではその検証項目や検証方法を検討し、基準となる要領および実施方針を作成します。

当社は杭圧入施工の自動化に取り組んでおり、既に一部の機種では自走、最適施工の自動化を実現しています。今後、サブWGメンバーとの技術交流や意見・情報交換を重ね、基準作りを通じて自動化施工の現場実装加速に貢献するとともに、WGで得た知見を新たなソリューションの創出に活かしていきます。

※ 出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000049.html

【建設機械施工の自動化・自律化協議会とは】

自動化、自律化、遠隔化技術の開発、普及について、適切な安全対策や関連基準の整備を通じて加速させるため、関係団体や行政機関、有識者で組織されています。
公募では、自動施工の研究開発などに関する専門的な知識を有し、新技術の導入や開発に意欲的な企業、研究機関などが募集され、26企業・団体、43者が選定されました。

【自動施工機械・要素技術サブWGの取り組み概要】

令和4年度
協議会内の「安全・基本設定WG」によって作成される「安全ルール」や「自動施工機械の機能要件」を踏まえ、現場検証の項目や方法等の整理を行います。

令和5年度
「検証要領」や「現場検証の実施方法」の作成を行います。令和6年度以降も、段階的に策定される安全ルールや自動施工機械の機能要件に基づき現場検証を実施するため、検証要領の作成を続行します。

その他
サブWGメンバー間で意見交換やニーズ・シーズの共有を行い、自動化施工技術のいち早い現場実装を目指します。

 国土交通省の報道発表資料
https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo15_hh_000346.html