気候変動への適応技術として「インプラント堤防®」など紹介

~A-PLATの適応ビジネス事例(自然災害・沿岸域)で~

2021.5.28 お知らせ

気候変動の影響に対処し、被害を軽減する「適応策」について情報発信する「A-PLAT(気候変動適応情報プラットフォーム)」のポータルサイトに本日、気候変動への適応を促進する技術として、当社の「インプラント堤防」と「インプラントウォール」の紹介が掲載されました。

〇地震、津波、洪水等の災害に粘り強く耐える「インプラント堤防
https://adaptation-platform.nies.go.jp/private_sector/database/opportunities/report_070.html

〇省スペースで急速施工が可能なインプラントウォール(土砂災害の復旧・抑止)
https://adaptation-platform.nies.go.jp/private_sector/database/opportunities/report_071.html

A-PLATは環境省が2016年、国立環境研究所に設立した適応策の検討支援を目的とした情報プラットフォームです。適応策に関するさまざまなデータや取り組み、関連ニュースなどに加え、気候変動への適応をビジネス機会として捉え、適応を促進する製品やサービスを展開している企業を紹介しています。

インプラント堤防は、インプラント工法®で堤体に鋼矢板や鋼管杭の連続壁を構築して補強する堤防です。台風や集中豪雨で生じる高潮や洪水、地震による津波などの災害に粘り強く耐え、液状化や地盤沈下による決壊も防ぎます。

インプラントウォールは、土砂災害の復旧や抑止を目的に同工法で構築する強靭な杭の連続壁です。インプラントウォールは土石流を受け止め、豪雨などによる土砂崩れや地すべりを粘り強く防ぎます。インプラント堤防、インプラントウォールともに、作業用仮設工事を不要とする「GRB®システム」を併用することで仮設レス、急速施工が可能で、二酸化炭素(CO2)の排出量を抑えることができます。

気候変動対策には温室効果ガスの排出を抑制する「緩和」と気候変動の影響に対処し、被害を少なくする「適応」があります。気温上昇に伴い今後も大きくなる気候変動の影響に対応するため、「適応」はますます重要になってきます。インプラント堤防、インプラントウォールはこの「適応」に大きく貢献できると考えています。

当社は今後も、人びとの命や暮らしを守り、環境にやさしい圧入技術の認知拡大をいっそう進めてまいります。