2017年3月2日(木)にシンガポールにて、国際圧入学会(IPA)とシンガポール地盤工学会(GeoSS)が共同で、圧入工法の啓蒙・普及を目的としたセミナーを開催しました。
本セミナーは2016年12月にIPAから発刊された「Press-in retaining structures: a handbook (First edition 2016)」を活用した海外で第1回目のセミナーとなり、現地の発注者(官公庁)・設計技術者・学識者・施工業者など50以上の企業と機関から合計91名の参加がありました。
当社は、上記のハンドブックにて紹介されている圧入の施工事例や最新技術についての講演と「e-Site visit」(各国での圧入現場紹介DVDの上映)を実施。特に実際の現場見学会の代わりとして行った「e-Site visit」では、様々な条件下での適用が可能な事例を数多く効果的に紹介でき、参加者からも好評を博しました。
またフォーラムディスカッションでも所定の時間内に収まらないほど多くの質問が上がるなど、圧入工法への関心の高さが伺えました。
本セミナーでは東南アジア地域への波及効果を期待できるシンガポールにおいて、現地における圧入工法の設計概要や包括的な解説を行い、圧入工法に対する理解と関心を深めることができました。
■イベントの詳細(終了)
1. 開催日程:
2017年3月2日(木) 9:00~16:00
2. 開催場所:
シンガポール国立大学 ギルドホール
3. セミナー内容:
- 「Press-in retaining structures: a handbook (First edition 2016)」策定背景説明(日下部IPA会長)
- シンガポールにおける杭や土留め壁設計概要と、建設市場の動向(講師2名)
- 本ハンドブックを基にした、圧入工法の特長と圧入工法による根入れ土留め壁に関する包括的な解説(講師2名)
- 圧入現場紹介
4. 講演者:
- Golder Associates社,専務取締役 Dr. Ng Tion Guan氏(前シンガポール地盤工学会会長)
- 東京理科大学,教授 菊池 喜昭氏(IPA理事・編集委員会 副委員長)
- シンガポール建設局,次長 Dr. Poh Teoh Yaw
- (株)技研製作所,国際事業部 部門リ-ダー 野崎 恒延氏
5. 主催:
- 国際圧入学会(IPA)
現地セミナー開催委員会(委員長:Prof. C.F. Leung シンガポール大学教授、IPA理事)
6. 共同主催:
7. 協賛:
- 国立シンガポール大学
- シンガポール工科大学
- トゥン・フセイン・オン・マレーシア大学
- 新日鐵住金株式会社
- JFEスチール株式会社
- 株式会社技研製作所
- Giken Seisakusho Asia Pte.,Ltd.
国際圧入学会公式ホームページ
お問い合わせ先: 株式会社技研製作所 国際事業部
Tel. 088-846-2980