プラットホームの拡幅に伴う鋼矢板・鋼管杭連続壁

2022.10.26 鉄道

 鉄道

プラットホームの拡幅に伴う鋼矢板・鋼管杭連続壁
東京都 渋谷区


概要・特長

・プラットホーム拡幅のための切土式擁壁を構築。
・当該駅は1日の平均利用者数が15万人と多い。このため、既存の臨時プラットホーム脇に擁壁を構築したうえで拡幅・改良し、常設化させることにより混雑緩和をはかることを目的とした。
・供用中の鉄道と森林間の狭隘地かつ斜面において施工が可能なGRBシステム (ノンステージング工法)が採用された。
・ノンステージング工法は重機類の作業基地となる仮設構台を最小化することが可能。このため、仮設構台を構築する期間を大幅に削減し、工期の短縮に貢献。
・杭/矢板を施工する他の施工方法と比較して
① 施工に要する時の水量が少ないこと
② 周辺地盤への影響を抑制できること
が評価され、圧入工法の採用に至った。

施工機械ジャイロパイラー(GRAL1015)、サイレントパイラー(ECO82)、クランプクレーン、ユニットランナー、パイルランナー
材料鋼管杭 杭径900mm 板厚9/12mm 杭長17.5~19.0m 1箇所継ぎ 施工本数46本
鋼矢板 Ⅲ型 矢板長9.4~13.5m 1枚物/1箇所継 施工枚数291枚
鋼矢板 ⅤL型 矢板長13.5m 1箇所継 施工枚数86枚

施工平面図

施工断面図

土質柱状図




引用元:圧入工法設計・施工指針 2020 年版【参考資料】(発行/国際圧入学会)