鉄道
線路用地を拡幅するための鋼管杭連続壁
福岡県 北九州市
概要・特徴
・鉄道の平面線形変更に伴う線路用地を拡幅するための擁壁を構築。
・擁壁構造の検討段階において、ボーリングデータから岩盤の一部に風化が確認された。このため、アンカー式擁壁擁はアンカーの定着部に懸念があるとされ、ジャイロプレス工法Ⓡによる自立式の鋼管杭連続壁の採用に至った。
・擁壁の設置位置は供用中の鉄道と後背地の住宅に挟まれた斜面上であった。このため、重機類の作業スペースとなる仮設構台が不要かつ狭隘地で施工可能なGRBシステムⓇ (ノンステージング工法)を併用した。
施工機械 | ジャイロパイラーⓇ(GRV1026)、クランプクレーンⓇ |
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材料 | 鋼管杭 杭径1000mm 板厚19mm 杭長6.0~18.5m 1本物/1~2箇所継ぎ 施工本数154本 |
施工平面図
施工断面図
土質柱状図
引用元:圧入工法設計・施工指針 2020 年版【参考資料】(発行/国際圧入学会)