災害復旧
災害復旧②
鹿児島県 鹿屋市
概要・特長
・台風により橋台基礎部の周辺地盤が崩落。恒久対策として、杭径1500mmの鋼管杭を設置し、補強土と鋼管杭擁壁で橋台前面の地盤を改良復旧。失われた橋台前面の地盤の地耐力を向上させ、水平変位を抑えることで既設橋台の存続使用を可能とする。
・換算N値750以上の砂岩に対して、回転切削圧入により鋼管杭を施工。
・崩落後の斜面において、仮設構台を必要とせず橋梁上の限られたスペースのみを作業ヤードとして施工が可能な、GRBシステムⓇ (ノンステージング工法)を採用。
・上部構造物を撤去・復旧することなく空頭制限下での施工が可能な、低空頭仕様のジャイロパイラーⓇを使用。
・空頭制限下において、より長い鋼管杭を建て込み可能なYブームを使用。
施工前
施工後
施工機械 | ジャイロパイラーⓇ(GRAL1520)、クランプクレーンⓇ(Yブーム仕様) |
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材料 | 鋼管杭 杭径1500mm 板厚15/21mm 杭長15.5~24.5m 1~3箇所継ぎ 施工本数15本 |
施工平面図・計画側面図
土質柱状図
引用元:圧入工法設計・施工指針 2020 年版【参考資料】(発行/国際圧入学会)