南アフリカにサイレントパイラーを初納入

2014.4.22 ニュースリリース

株式会社技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長:北村精男)のグループ企業であるギケン セイサクショ アジア プライベート・リミテッド(英文表示:GIKEN SEISAKUSHO ASIA PTE., LTD.、本社:シンガポール、代表取締役:南哲夫)は、油圧式杭圧入引抜機「サイレントパイラー」を南アフリカ・ケープタウンの大手建設会社CSV Construction (Pty) Ltd.(以下「CSV社」)に納入しました。

ケープタウンでは砂地盤が広く分布しており、地下水位が高く工事の際に地盤が崩壊しやすいことから、市街地の建設現場において、従来の簡易的な土留め工に対する問題が顕在化していました。 そうしたなか、CSV社が南アフリカで初めて鋼矢板を輸入・保有し、止水性に優れた鋼矢板による土留め工の提供を開始。 下水管の敷設工事で土留め工を実施するにあたり、近接する古い地下電気ケーブルへの影響と近隣住宅地への環境配慮が必要となり、無振動・無騒音の圧入工法での施工を発注者のケープタウン市に提案し採用されたことから、今回の圧入機の導入に至りました。

CSV社による本工事は、アフリカ南部では初となる圧入工法の適用工事で、当社から技術者を現地に派遣し、圧入施工・管理の技術指導を行い、圧入原理の優位性にもとづく工事を実践しています。 発注者のケープタウン市をはじめ多くの建設関係者から注目されており、今後の圧入工法の採用拡大が見込まれるほか、ダイアモンド採掘企業からサイレントパイラーによる土留め壁構築の話しが寄せられるなど、アフリカ大陸ならではの新たな需要創出も期待されます。

納入情報

1.納入機種:サイレントパイラー「スーパーオートSA100」 2台

・U形鋼矢板400㎜幅専用圧入機
・自動運転システムを搭載

2.販売先:CSV Construction (Pty) Ltd.

・道路工事用重機など約150台を所有する南アフリカの大手建設会社

3.納入日:2014年1月21日(火)

工事概要

1.工事名:Northern Areas Sewer Phase 2 (第2期 北部下水道整備工事)
2.工事場所:南アフリカ ケープタウン市
3.発注者:City of Cape Town (ケープタウン市)
4.施工者:CSV Construction (Pty) Ltd.
5.圧入施工:鋼矢板(Ⅳ型、矢板長7.5m)による土留壁(400m×2列)の構築
6.全体工期:2015年完工予定

南アフリカで初稼働するサイレントパイラー「スーパーオートSA100」

南アフリカで初稼働するサイレントパイラー「スーパーオートSA100」

ケープタウンの街並み(上段)と埋設する下水管(下段)

ケープタウンの街並み(上段)と埋設する下水管(下段)

以上

お問い合わせ先: 株式会社技研製作所 国際事業部 野崎・形見 Tel.088-846-2980

GKN14NW003JA