GRBシステム

 

反力を基調とするGRBシステム

 

従来の杭打設工法では杭打ち機のほかにも関連工事車両が必要となり、現場条件によっては大掛かりな付帯設備や仮設工事が欠かせないものでした。しかし工事のための工事である仮設工事は、本来の目的物にとって余分なものでしかありません。そこに多大な費用と時間をかけざるを得ない工法は、施工原理そのものに何らかの誤りがあると考えられます。

 

圧入工法の場合は、施工する反力をすでに地中に押し込まれた杭(完成杭)に求め、圧入機が完成杭上を自走して作業を進めていきます。この反力を基調とした施工原理にこそ圧入の独自性と優位性があります。それをさらに発展させ、杭を「搬送」「吊込み」「圧入」するという連続作業をシステム化し、完全な「仮設レス」施工を実現したのが「GRBノンステージングシステム」です。圧入機サイレントパイラーを先頭に、動力源となるエンジンユニット、杭を吊り込むクランプクレーン、杭を搬送するパイルランナーが完成杭の上を自走しながら圧入施工を行っていきます。 

 

 

完成杭の天端を作業軌道とするこのGRBシステムでは、仮設桟橋の設置や迂回道路の建設などの仮設工事を一掃し、本来の目的である壁体構築工事だけを合理的に行います。この仮設レス施工がもたらす効果は絶大で、水上、法面、狭隘地、低空頭地など厳しい制約条件のもとでも、「建設の五大原則」を遵守して工事を完了することができるのです。