圧入原理

 

地球をつかんで反力とする

 

環境にやさしい圧入工法は、杭を地中に押し込むための「反力の求め方」に施工原理の独自性があります。動的エネルギーを使う杭打設工法と異なり、油圧式静的貫入工法では反力の大きさ以上の仕事はできません。一般的にベースマシンの自重やウェイトブロックなどが反力として利用されますが、機械装置が大型化し実用的ではありません。そこで圧入工法では、すでに地中に押し込まれ「地球と一体化した」反力杭を数本つかみ、その引抜抵抗力を反力にして次の杭を地中に押し込みます。つまり圧入機サイレントパイラーは地球をつかんで反力とすることで、小さな機体ながら大きな仕事ができるのです。この地球の力を借りて大きな成果をあげる 圧入原理の威力を、さらに5つの観点から検証してみましょう。

 
 

1994年以来、技研製作所は英国のケンブリッジ大学土質工学グループと共同研究を実施しており、土質工学の学術的見地から、圧入メカニズムの解明に世界で初めて取り組んでいます。研究はサイレントパイラーの実機を使用するフィールド実験と、専用に特殊開発した機器を使用するラボラトリー実験を組み合わせて行っており、研究成果の一部はすでに米国、アジア、欧州の国際会議で発表しています。数々の施工実績で培われた圧入技術の経験工学が、理論的かつ学術的に裏付けられた「圧入工学」として結実する日も遠くありません。

 

GIKEN&ケンブリッジ大学共同研究ホームページ