圧入原理

 

圧入原理の学術的探求

 

何世紀も前からさまざまな土圧論や支持力理論が提唱されてきましたが、目に見えない地中のことだけに、施工中の土粒子の挙動や杭にかかる応力を測定することなどができず、いまだに決定的なものは確立されていません。その点、静荷重を利用する圧入工法は施工中も杭の挙動を制御することができ、これまで不可能だった杭貫入メカニズムの研究が可能になりました。

 

1994年、技研製作所は世界的に評価の高い英国ケンブリッジ大学工学部との共同研究プロジェクトをスタートさせ、圧入杭の貫入メカニズム解明に取り組み始めました。数々の既成理論に惑わされず、現実に発生する事象を正確に把握し、そこから本当のメカニズムを発見するのが目的です。そのためフルスケールのフィールド実験とモデルを使用するラボラトリー実験をバランスよく実施し、これまでの経験工学の域を超えた学術的な裏付けを獲得しています。杭の貫入メカニズムを理論的かつ学術的に明らかにすることにより、土質や施工機械、環境問題という圧入を取りまく他分野との協調関係をより確かなものへと発展させることができます。

 

 

 

ケンブリッジ大学との共同学術研究

 

ケンブリッジ大学との共同研究の成果の一部は、すでに下記の国際会議で発表しております。会議名をクリックすると、発表論文をご覧いただけます。2002年6月には、「An investigation into the behaviour of pressed-in piles (圧入杭の挙動に関する調査)」という論文にまとめられた長年の研究成果が認められ、ケンブリッジ大学から世界で初めてとなる圧入工学の博士を輩出しております。圧入杭の研究は他の研究者や大学へも広がりをみせており、圧入原理の学術的探求はこれからもさらに前進していきます。

 

発表論文の題名 : Press-in Piling: Ground Vibrations and Noise Levels during Sheet Pile Installation

     発表した国際会議 : International Deep Foundations Congress 2002,Orlando,FL USA  February 14-16,2002

発表論文の題名 : Press-in Piling: The Installation of Instrumented Steel Tubular Piles with and without Driving Shoes

     発表した国際会議 : 5th International Conference on Deep Foundation Practice,Singapore  April 4-6,2001

発表論文の題名 : Press-in Piling: The Influence of Plugging on Driveability

     発表した国際会議 : Deep Foundations Institute 25th Annual Meeting,new York,NY USA  October 5-7,2000