環境世紀のグリーン工法

 

世界の主要都市にあって、日本の首都圏ほど住みにくく、文化度の低い都市はありません。異常な高物価と地価、慢性渋滞の幹線道路、劣悪な住宅事情、海外からのアクセスの悪さ、少ない都市公園や文化施設…。これはひとえに、日本の大都市が、都市計画に必要不可欠の100年、200年といった長期を想定したグランドデザインを持たず、ただアメーバ的に増殖するに任せてきた結果にほかなりません。しかし、ITと環境の世紀に入ったいま、総力を結集して都市のあるべき姿、つまりグランドデザインをまず描き、それを実現するために建築基準法や土地税制などさまざまな規制や法律を見直していく必要があります。

 

環境を破壊する“水平的開発”から、環境を保全する“垂直的開発”へ・・・
これは未来都市のあるべき姿を構想したGIKENの「バーティカル・デベロップメント」(Vertical Development)のコンセプトです。これまで日本の大都市は野放図に水平に拡大してきたために、著しく環境を破壊してきただけでなく、膨大な物流コストや通勤地獄などをもたらし、快適さとはほど遠いものとなってしまいました。本来都市は効率的であると同時に、もっと文化的な存在でなければなりません。地上にゆったりとしたオフィス空間や住空間を確保するだけでなく、豊かさとアメニティーを感じさせる施設や都市公園を十分に設け、駐車場、駐輪場、幹線道路、物流システム、廃棄物処理施設など地上にある必要のないもの、地上の文化を妨げるものは徹底的に地下化する必要があります。そして地上にあるべき機能は集約してゾーニングし、オフィス街を徹底的に超高層化するのです。さらに、地球温暖化により今後予想される洪水から人命・財産を守る護岸工事、無差別テロに対応したシェルター構築などで安全で災害に強い都市づくりを実現します。