工法革命

 

私たちが快適で文化的な日常生活を送るためには、インフラストラクチャー(社会基盤)の整備や構造物の建設が不可欠です。そのため多くの費用(税金)が公共工事に注ぎ込まれ、様々な建設工事が行われてきました。しかしいま、この重要であるはずの公共工事に各方面から厳しい批判の目が向けられています。その主な要因は、誰しもが納得できる“建設のあるべき姿”を、公共工事の発注者や施工業者が明らかにできなかったことにあります。つまり公共工事に最も重要な、“国民(納税者)の視点”が欠落していたのです。これでは公正で合理的な工事ができるはずはなく、人々から批判や不満が噴出するのは当然のことです。

 

では、国民の視点から見た “建設のあるべき姿” とはいかなるものなのでしょうか。それは私たち一人一人が納得のいく工法選定基準を満足するものでなくてはなりません。私たちGIKENエンジニアリンググループはそれが「建設の五大原則」であることを見出し、環境性、安全性、急速性、経済性、文化性の五つの要件をバランスよく充たしていることと定義付けました。従って、私たちが開発する圧入機周辺機器圧入工法を核とする新工法の数々は、建設の五大原則を遵守することを絶対条件としています。

 
 

圧入の優位性

 

原理は正五角形

これまでの建設工事のあり方は、おもに経済性を優先させ予算に主眼をおいてきました。しかし、予算が少ないからといって環境が破壊されていいわけではありません。また安全性だけに主眼をおくと、工期が著しく長期化し工費も膨らんでしまいます。つまり「建設の五大原則」の五項目すべてが相関関係にあり、全体がきちんと正確にバランスしていることが大切なのです。一つが欠けても、一つが優れすぎても正五角形にはならず、原理から外れてしまいます。

 

 

 

旧来の建設業界→逆五大原則

これまでの建設業界の状態はいわば“逆”五大原則の様相を呈しています。

 
 

 環境破壊 : 工事により地球環境を破壊し、騒音・振動・排ガスなどを撒き散らす
 危険要因 : 現場を大型重機や工事車輌が行き交い、車輌事故や転倒事故が多い
 長期施工 : 工種と工程が多く、また制御不能な自然影響下で工期が長くなる
 工費増大 : 本来の工事目的ではない仮設工事が多く、工事金額が膨れ上がる
 品位欠落 : 工事に対する審美的評価基準がなく、文化度が低い

 

こうしてみると、旧来の建設業界の五悪実態とでも呼ぶべき状況が浮き彫りになってきます。つまり建設業界が抱えるさまざまな問題を克服する方法は、国民の視点からとらえた「建設の五大原則」を遵守していくことにほかならないのです。