インプラント構造の適用例 【基礎・地盤】
国土防災の新技術提案
地震動による衝撃を緩和し構造物の変位を抑える
拘束地盤免震は、インプラント構造の連続壁で地盤を拘束することで、地震動による衝撃を緩和し構造物の変位を抑える地盤免震技術です。
施設や鉄道、道路など液状化による被害を免れたい構造物に手を加えることなく、その設置地盤の周囲を鋼矢板等で囲い込むことで液状化を抑制します。シンプルな工程で短工期・低コストを実現しており、さらに鋼矢板を引き抜くだけで原状回復ができる地球にやさしい液状化対策工法です。地上地下を問わず、既設のあらゆるインフラ設備の液状化対策としてご利用になれます。
石油化学コンビナートなどの屋外貯蔵タンクの設置地盤を円筒状に囲い込み液状化を抑制する「鋼矢板リング工法」と、周辺地盤の側方流動を抑制する「側方流動抑止工法」の相乗効果で、施設全体を安全に保ちます。
復興の礎となる防災基盤を築く
被災地の復興には、地域全体の安全と安心を保障する防災力の確保が不可欠です。インプラント構造の連続壁を二列構築し、その内側に被災地に残る瓦礫を詰め、上部に防潮林や公園、道路や鉄道などを配する大規模な人工地盤「エコグラウンド」を築造します。強靭なインプラント構造の連続壁に囲まれたエコグラウンドは、地震動や津波に耐え、万一越波した場合でも崩壊することなく、防災機能を発揮し続けます。
軌道や道路にも利用できる盛土を急速施工
盛土工法は古代より広範囲に利用されていますが、広大な土地を使い自然豊かな山野を壊し、エネルギーを多量に消費し多くの予算と時間を費やすというデメリットがあります。そこで、必要最小限の土地に工場生産された許容構造部材を圧入し、耐震性の高い擁壁を築造します。その内側には土を使わずペットボトルや廃ウレタン、プラスチック等を使用することで、自然をこれ以上傷つけることなく急速に盛土を完成させます。
(掲出:日経コンストラクション 2000年3月24日号)
災害に強い耐震地下構造物の活用
IT黎明期となった20世紀末、都市に次々とインテリジェントビルが誕生しました。そして21世紀、ITの飛躍的進歩に呼応し、社員の人命やサーバコンピュータなど企業のかけがえのない財産を守る「地下シェルター」をビルトインしたスーパーインテリジェントビルの時代の到来が予測されます。世界を震撼させたアメリカ同時多発テロを教訓に、化学・生物兵器テロやサイバーテロなどの脅威、さらに火災や洪水などの自然災害にも対処できなくてはなりません。“安全”を保証できない企業に“信用”はありえません。これが21世紀の常識となるべきです。
インプラント構造による耐震構造基礎なら、平時はビルを支える基礎として機能しながら、内部スペースを会議室や地下駐車場などさまざまな用途に使用でき、有事の際は地下シェルターとして活用することができます。
(掲出:日経コンストラクション 2002年1月25日号、2002年2月22日号)





























